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猫のニキビ(ざ瘡)のケア方法|食器を変えるのが一番のニキビケア?

2024.09.21

猫のニキビ(ざ瘡)のケア方法|食器を変えるのが一番のニキビケア?

顎を撫でられる猫

ニキビでお悩みの方は多いですよね。
実は猫にもニキビがあり、悩まれている飼い主様も非常に多いです。
猫のニキビはアゴにできるのが一般的で、ざ瘡という病名です。

今回はこの猫のざ瘡について解説していきます。
最後までお読みいただき、愛猫のニキビケアにお役立ていただけると幸いです。

 📍 目次

 ▼ 猫のざ瘡とは
 ▼ 猫のざ瘡の治療
 ▼ まとめ

 

猫のざ瘡とは

寝ている猫の顎

猫のざ瘡はいわゆるニキビのことです。
一番ニキビが多くできる場所は顎です。
そのため、猫のざ瘡はアゴニキビと呼ばれることがあります。
ざ瘡は、顎に黒い粉が発生することから発見されることが多いです。
ノミが感染している時も同じように黒い粉(ノミの糞)が見られるため注意しましょう。
軽度なものであれば黒い粉が発生するだけですが、重度なものは炎症が起こって赤くなったり、腫れにより顎の皮膚がボコボコになったりします。
原因には

  • 脂腺の分布
  • 細菌感染
  • 性ホルモンの乱れ
  • ストレス
  • 歯周病
  • ご飯の質
  • 投薬の副反応
  • 細菌やダニ(ニキビダニ)の繁殖
  • 顎が毛繕いできない位置であること

が関係していると言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。
他の猫に感染することはないので安心しましょう。

 

猫のざ瘡の治療

顎を引き締めている猫

まず、猫のざ瘡は人間のニキビとは異なるため、人間のニキビの薬は使用してはいけません。
人間の薬を自己判断で使うと副作用が出ることがあることを知っておきましょう。
猫のざ瘡の治療は、ざ瘡の原因となっていそうなものに対処をすることが重要です。

まずは普段使っている食器から見直しましょう。
ざ瘡は猫が毛繕いしにくい顎に細菌感染することによって引き起こされる可能性があります。
食器がプラスチックやステンレスの場合は汚れがつきやすいため、陶器のものを使うと良いでしょう。
もちろん毎日食器を洗うことを忘れてはいけません。

次に猫の口の周りを清潔にするようにしましょう。
猫のざ瘡は、顎が毛繕いをしにくい場所であることから発症すると言われています。
食後に口の周りを拭いてあげると猫の顎を清潔に保てます。
ただ拭くだけでは汚れは取れないことが多いです。
少し濡らしたタオルを電子レンジで温めてから使うのがおすすめです。
猫用のウェットティッシュも市販されているので活用してみましょう。

汚れ方がひどい時には薬用シャンプーを使ってきれいにするのも有効です。
以前、クロルヘキシジンという薬用シャンプーについて解説しましたので、こちらをご参照ください。
シャンプーの後濡れたままにすると再発しやすいので注意しましょう。

細菌などによって二次感染が起こると炎症が進んでかゆみを発生し、出血したり、皮膚が赤くなって腫れることもあります。
その場合は抗菌薬や消炎剤の内服による治療が必要になることがあります。
あまりに重度なざ瘡を発症している場合は動物病院に相談しに行きましょう。

 

まとめ

首を伸ばしている猫

せっかく一緒に暮らしている猫にはかわいいお顔でいて欲しいですよね。
猫のざ瘡は悪化すると顎に炎症が起きてボコボコになったり、顔つきが変わる可能性がある病気です。
悪化する前に一度動物病院にかかり、日頃のケアの方法について相談してみてはいかがでしょうか。
当院は犬と猫の皮膚科に力を入れている動物病院です。
猫のざ瘡にお困りの方は一度ご相談いただけると幸いです。

 

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