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犬の皮膚のかゆみ|かゆみの原因と予防について

2024.11.07

犬の皮膚のかゆみ|かゆみの原因と予防について

犬は皮膚の病気を発症することが珍しくありません。
皮膚の病気の症状としてかゆみがあげられます。
「最近犬がよく体をかいている」
「かゆそうにしているけれど、病気なの?」
「かゆみを予防する方法ってある?」
こんな疑問を持つご家族も多いかもしれません。

今回はかゆみがあるときに考えられる病気を解説していきます。
ぜひ最後まで記事を読んで、犬のかゆみについて理解を深め、愛犬の皮膚について考えるきっかけにしましょう。

耳をかいているチワワ

 📍 目次

 ▼ 犬がかゆいときに見せる行動
 ▼ 犬のかゆみの原因は?
 ▼ ご自宅でできるかゆみの予防法
 ▼ まとめ

 

犬がかゆいときに見せる行動

犬はかゆいときにどのような行動を取るのでしょうか?
犬がかゆみを感じたときには

  • なめる
  • 噛む
  • 家具などにこすりつける
  • 足で掻く

などの行動をとります。
何度もかゆがる行動をとるときは、犬の皮膚にトラブルが起こっている可能性があります。
かゆがる行動を繰り返すと、出血や感染が起こり皮膚の症状が悪化します。
かゆみを感じる行動が頻繁な時は、他に皮膚の症状がないかを合わせて確認しましょう。

かゆみと合わせて起きる皮膚の症状

犬の皮膚にかゆみの症状がある場合、次のような皮膚の症状が起きることがあります。

  • 皮膚が赤くなっている
  • フケが出ている
  • ポツポツと湿疹がある
  • かいている部分が出血している
  • 化膿してじゅくじゅくしている
  • かさぶたが出来ている

かゆみ以外にも皮膚の症状がある場合はなるべく早く動物病院に相談しましょう。

 

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犬のかゆみの原因は?

犬のかゆみにはいくつかの原因があります。
大きく分けると

  • アレルギー性
  • 細菌・真菌感染
  • 自己免疫疾患
  • 腫瘍
  • 心因性
  • 乾燥

などがあります。
それぞれ解説していきましょう。

アレルギー性

アレルギー性皮膚炎は特定の物質に対して体が反応し、強くかゆみが出ます。
犬のアレルギー性皮膚炎の代表的な例は

  • 犬アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 疥癬

などがあります。
花粉や食物、寄生虫、ハウスダストなどがアレルギーの原因です。
アレルギーの原因物質を確認して取り除くことが重要です。

細菌・真菌感染

細菌や真菌が皮膚で増殖することで皮膚感染症は発症します。
一般的な皮膚感染症である膿皮症やマラセチア皮膚炎、皮膚糸状菌症などはかゆみを伴います。
膿皮症はブドウ球菌、マラセチア皮膚炎はマラセチアという酵母菌、皮膚糸状菌症は真菌が原因の感染症です。
皮膚感染症はかゆみの他に皮膚の炎症やフケ、悪臭が出ることがあります。

自己免疫疾患

自己免疫疾患は、自分の体を自分の免疫が攻撃してしまう病気です。
自己免疫疾患には皮膚の病気も存在します。
天疱瘡やエリテマトーデスが代表的で、進行度によってはかゆみを生じてしまいます。

腫瘍

犬の腫瘍の中には皮膚症状を引き起こすものがあります。
皮膚肥満細胞腫や、皮膚型リンパ腫といった腫瘍は進行するとかゆみが強くなります。
かゆみを伴う腫瘍は命に関わることもあります。
かゆみ以外にも湿疹や炎症が出ることも多いので、気になる場合は早めに相談しましょう。

心因性

環境変化などのストレスでかゆみが出ることがあります。
かき続けることで炎症を起こしさらにかゆみを生じる悪循環につながります。

乾燥

犬の皮膚も人と同じでスキンケアをしないと乾燥してしまいます。
人が乾燥でかゆくなるように、犬もかゆみを生じます。

その他

犬がかゆみを感じる原因は他にもたくさんあります。
中には皮膚の病気だけではなく他の病気が隠れていることも。
かゆみの症状がある場合は動物病院の受診をおすすめします。

 

ご自宅でできるかゆみの予防法

犬のかゆみには様々な原因があります。
ご自宅でかゆみを予防するために日頃から出来ることをお伝えします。

皮膚のケア

毛玉や体の汚れ、乾燥はかゆみにつながります。

  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 保湿

などの皮膚のケアをすることで、かゆみの原因を取り除きましょう。
皮膚のケアは犬とのコミュニケーションにもなります。
皮膚のトラブルを見つけやすくなるため、積極的に行いましょう。

ブラッシングをされるトイプードル

アレルギー対策をする

アレルギーによるかゆみは原因となる物質を避けることで予防できます。

  • ノミやダニの予防
  • フードの見直し
  • 部屋の掃除
  • 散歩中の花粉の付着を避ける

など、原因物質に触れさせないようにしましょう。
アレルギーの原因の特定には検査や問診が重要です。
アレルギーが疑われる場合は獣医師に相談しましょう。

ご飯を食べているトイプードル

 

まとめ

かゆみという症状は人間でもよくあることですが、原因は様々です。
犬が少しでもかゆみを感じているようなら、よく状態を観察しひどくなる前に動物病院に相談しましょう。
検査でしっかりと原因を特定し、ご自宅でケアしてあげることでかゆみを取り除いてあげることが大事です。

当院は皮膚科診療に力を入れています。
かゆみを始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。

 

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