どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科は、サーカス動物病院内にある【専門皮膚科・耳科】であり、アジア獣医皮膚科専門医が診察を行っております。
獣医皮膚科専門医とは、『皮膚科・耳科以外の診察を行わない獣医師』であり、皮膚科・耳科の経験・知識が豊富な獣医師です。
近年「ヒトと同じような高度医療を受けさせたい」という要望が増え、それに応えるように動物病院の医療は日進月歩の勢いで進歩しております。しかし、多くの動物病院は全ての科を診察する必要があるため、個々で医療の高度化・専門化に対応するには限界があります。
そこで私たちは、皮膚科専門医を中心とした世界水準の皮膚科診察技術を通じて、動物たちとご家族様の豊かな暮らしに貢献させて頂きます。
診察は完全予約制であり、じっくり、しっかり、丁寧に診る事を心がけています。(初診1時間/再診30分)
● 皮膚や耳の状態を何とかしてあげたい
● 皮膚科のセカンドオピニオンを希望する
● 薬を減らせないか相談したい
という方は、専門皮膚科診察をオススメします。
一方、サーカス動物病院では皮膚科を得意とする獣医師が診察を行っております。(一般皮膚科診察)
● 初めて皮膚や耳の診察を受ける
● そこまで費用をかけられない
という方は、一般皮膚科診察をオススメします。
どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科 主任皮膚科医
伊從 慶太
アジア獣医皮膚科専門医・獣医師・獣医学博士(獣医皮膚病学)
麻布大学を卒業後、岐阜大学連合獣医学研究科にて博士過程を修了。東京農工大学、ドイツミュンヘン大学およびスウェーデン農業科学大学において小動物および大動物の皮膚科研修を経て、2 0 1 5 年にアジア獣医皮膚科専門医を取得。
現在は、どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科で診察を行う傍ら、全国の獣医師に対する教育活動や学会活動、細菌性皮膚疾患やスキンケア分野を中心とした研究活動をおこなう。
Publication-list一覧
学術活動
日時 | 学会名 | 発表演題 |
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2022 Mar | 第25回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 皮膚免疫・アレルギーアドバンスレクチャー モデレーター |
2021 Jul | 第12回 West Japan Veterinary Forum | 犬アトピー性皮膚炎 俺のやり方 |
2021 Mar | 第24回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 シンポジウム | 小動物皮膚科の最新治療トピック~Japan and US~ |
2020 Oct | The 9th World Congress of Veterinary Dermatology | Supporting Original Study; Advantages of restricting antimicrobial use with antibiograms for reducing antimicrobial resistance rate in dogs with Staphylococcus pseudintermedius infections |
2020 Sept | / 第22回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2020 | 猫アレルギーの問題を解決する画期的な発見 |
2020 Mar | 第19回日本臨床獣医学フォーラム 九州地区大会 | 俺の皮膚科サプリ2020 |
2020 Mar | 第23回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | みんなで症例検討会 |
2020 Mar | 第23回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 招聘講演 犬と猫の皮膚食物有害反応 |
2019 Sept | Federation of Asian Small Animal Veterinary Association 2019 FASAVA-TOKYO | 犬アトピー性皮膚炎の最新マネージメント |
2019 Sept | Federation of Asian Small Animal Veterinary Association 2019 FASAVA-TOKYO | How to use topical therapy in the treatment of canine atopic dermatitis |
2019 Sept | Federation of Asian Small Animal Veterinary Association 2019 FASAVA-TOKYO | Practical application of shampoo therapy for dogs |
2019 Mar | 第22回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | シンポジウム オクラシチニブの使い方 |
2019 Mar | 第22回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | みんなで症例検討会 |
2019 Jul | 第10回 West Japan Veterinary Forum | 皮膚科秘話マラセチア-酵母様真菌へのあくなき挑戦- |
2019 Jul | 第10回 West Japan Veterinary Forum | うつる皮膚病 うつらない皮膚病 |
2019 Jul | 第10回 West Japan Veterinary Forum | 皮膚科の検査 -レコメングッズを大公開- |
2019 Jul | 第10回 West Japan Veterinary Forum | 皮膚科の処置-院内処置でみんなスマイル- |
2019 Jul | 第10回 West Japan Veterinary Forum | 皮膚科顕微鏡実習 |
2019 Feb | 第15回日本獣医内科学アカデミー | 俺の皮膚科サプリ2019〜お肌スベスベ、毛フサフサ〜 |
2019 Feb | 第15回日本獣医内科学アカデミー | それでいいのか!?ニキビダニ症〜イソオキサゾリン系駆虫薬を正しく活用せよ〜 |
2019 Feb | 第15回日本獣医内科学アカデミー | 食事で劇的ビフォアアフター!〜見落としがちな栄養障害による皮膚病〜 |
2019 Oct | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2019 | MRSP what it is and what to do about it |
2019 Oct | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2019 | Prevention of antimicrobial resistance, the European, South Korea and Japanese experience |
2018 Sept | 第20回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2018 | クリニカルレクチャー 世にも奇妙な膿皮症 |
2018 Sept | 第20回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2018 | 丘疹断 |
2018 Sept | 第20回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2018 | いつまでも若々しくありたい!-毛を美しく保つためのポイント- |
2018 Nov | 第39回動物臨床医学会年次大会 | 犬の自己免疫性皮膚疾患をアップデート -天疱瘡を中心に- 2. 皮疹の診方、細胞診、生検法について |
2018 Mar | 第21回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 円卓会議 外用療法の正しい選択 |
2018 Mar | 第21回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | みんなで症例検討会 |
2018 Mar | 第21回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 犬疥癬で使用する駆虫薬のアップデート |
2018 Mar | 第14回日本臨床獣医学フォーラム 京都地区大会 | 極める外用療法 - 全身療法との使い分けとコンビネーション - |
2018 Mar | 第14回日本臨床獣医学フォーラム 京都地区大会 | 変わる!変える! 犬の膿皮症への治療戦略 |
2018 Jul | 第9回 West Japan Veterinary Forum | 耳に穴は何個ある? -外耳炎治療に潜むピットフォールを徹底攻略- |
2018 Jul | 第9回 West Japan Veterinary Forum | シャンプーの穴を覗いてみよう - 奥の深さに驚きを隠せない!?- |
2018 Jul | 第9回 West Japan Veterinary Forum | 毛穴のトラブル完全攻略! 犬の脱毛症X -絶対にハゲられない戦いがここにはある- |
2018 Jul | 第9回 West Japan Veterinary Forum | 知ってて得する皮膚科トリビア -ご家族からのへぇ〜を引き出す!- |
2018 Feb | 第14回日本獣医内科学アカデミー | 皮膚生検総論 -手技を中心に- |
2018 Feb | 第14回日本獣医内科学アカデミー | STOP!皮膚感染症蔓延 - 薬剤耐性菌と皮膚糸状菌への院内対策 最新版- |
2017 Sept | 第19回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2017 | The 皮膚病:皮膚科っておもしろい 皮膚科エマージェンシー - 皮膚薬物有害反応- |
2017 Sept | 第19回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2017 | ご家庭における犬のスキンケア |
2017 Nov | 第38回動物臨床医学会年次大会 | 基本が大切!皮膚検査法をアップデート |
2017 Nov | 第38回動物臨床医学会年次大会 | 犬のシャンプーとモイスチャライズの極意 |
2017 Mar | 第20回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 犬アトピー性皮膚炎の最先端 〜皮膚の恒常性を意識したスキンケア〜 |
2017 Mar | 第20回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | EAST ASIA VET DERM FORUM |
2017 Mar | 第20回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | みんなで症例検討会 |
2017 Jul | 第8回 West Japan Veterinary Forum | 犬の膿皮症 最新アップデート - 国内の抗菌薬耐性状況と最適な治療の選択 - |
2017 Jul | 第8回 West Japan Veterinary Forum | 極める外用療法 - 犬の難治性掻痒症への強力な武器 - |
2017 Jul | 第8回 West Japan Veterinary Forum | みんなで考えるスキンケア - 犬のシャンプーと保湿 - |
2017 Jan | 第26回比較眼科学会症例検討会 | 眼球周囲にみられる皮膚疾患 |
2017 Feb | 第13回日本獣医内科学アカデミー | 犬の膿皮症を速く・的確に管理するための診断・治療のTips |
2017 Feb | 第13回日本獣医内科学アカデミー | 日本獣医皮膚科学会生涯教育セミナー 「犬の多形紅斑を攻略する」 |
2016 Nov | 第37回動物臨床医学会年次大会 | 動物皮膚科最前線 〜デイリースキンケアという新概念〜 |
2016 Nov | 第37回動物臨床医学会年次大会 | 犬の毛包虫症の「再発予防」を再考する |
2016 Mar | 第18回日本獣医臨床学フォーラム 東北地区大会 | 「治りにくい」毛包虫症の安全で長期的な管理法 |
2016 Mar | 第19回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 獣医学領域におけるスキンケアの実際 |
2016 Mar | 第19回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 「治りにくい」毛包虫症の安全で長期的な管理法 |
2016 Mar | 第19回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | みんなで症例検討会 |
2016 Jun | 9th World Congress of Veterinary Dermatology | Clinical efficacy of artificial carbonated spring water therapy for canine superficial pyoderma caused by Staphylococcus pseudintermedius. |
2016 Jun | 第92回日本獣医麻酔外科学会・軟部組織外科委員会 | 難治性外耳炎に挑む |
2016 Jul | 第7回 West Japan Veterinary Forum | 今更聞けない毛検査の話 |
2016 Jul | 第7回 West Japan Veterinary Forum | 夏だ!皮膚病だ!犬の痒み治療最前線 |
2016 Jul | 第7回 West Japan Veterinary Forum | 治りにくい皮膚病なのか、治療が悪いのか |
2016 Jul | 第7回 West Japan Veterinary Forum | 病態からみる! クローズアップ「脱毛」 |
2016 Jul | 第7回 West Japan Veterinary Forum | 動物看護師のためになる皮膚病学 -正しいシャンプー療法- |
2016 Feb | 第12回日本獣医内科学アカデミー | 最新版 犬アトピー性皮膚炎の診断・治療ガイド 治療編 |
2015 Sept | 第17回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2015 | The犬の皮膚病:よく診る皮膚疾患を極める 犬の痒み 急な痒み 止まらない痒み |
2015 Sept | 第17回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2015 | "速さ"を意識した痒みの治療 |
2015 Sept | 第17回日本獣医臨床学フォーラム 年次大会2015 | 重度のアトピー性皮膚炎として治療されていた上皮向性リンパ腫の犬の1例 |
2015 Nov | 第36回動物臨床医学会年次大会 | VS毛包虫症〜治療のカードを何枚持っていますか〜 |
2015 Mar | 第17回日本獣医臨床学フォーラム 東北地区大会 | 明日から使える外用ステロイド剤〜アトピー性皮膚炎と上手く付き合うコツ〜 |
2015 Mar | 第18回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 死後検査を実施した犬の上皮向性リンパ腫の1例 |
2015 Feb | 第11回日本獣医内科学アカデミー | 日本獣医皮膚科学会生涯教育セミナー 「犬アトピー性皮膚炎の治療」 |
2015 Feb | 第11回日本獣医内科学アカデミー | VNセミナー 皮膚とスキンケア 「スキンケアの考え方」 |
2015 Dec | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2015 | Cutaneous vascular malformation resembling to human hemangioma simplex in a dog. |
2015 Dec | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2015 | Mystery case discussion Plaque like skin lesion with severe pruritus in a young dog |
2014 Mar | 第17回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 犬の全身性毛包虫症の臨床情報に関する回顧的検討 |
2014 Feb | 日本獣医内科学アカデミー第10回記念学術大会 | 日本獣医皮膚科学会生涯教育セミナー 「ノミアレルギー性皮膚炎」 |
2014 Aug | 第59回日本ブドウ球菌研究会 | Staphylococcus pseudintermediusにおけるセフポドキシム感受性ディスク試験のカットオフ値の設定と臨床的有用性の評価 |
2014 Apr | North American Veterinary Dermatology Forum 2014 | Usefulness of cefovecin disk-diffusion test for predicting mecA gene containing strains of Staphylococcus pseudintermedius and clinical efficacy of cefovecin in dogs with superficial pyoderma |
2013 Mar | 第16回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 科学講演 「Staphylococcus pseudintemediusのupdate」 |
2013 Feb | 第9回日本獣医内科学アカデミー学術大会、日本獣医臨床病理学会2013年大会合同 | 日本獣医皮膚科学会生涯教育セミナー 「皮膚糸状菌症」 |
2013 Dec | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2013 | Superficial pyoderma |
2013 Apr | North American Veterinary Dermatology Forum 2013 | Validation of VAPOSCANTM to measure transepidermal water loss in healthy dogs. |
2012 Mar | 第15回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 皮膚科二次診療施設で分離されたStaphylococcus pseudintermediusにおける3種の表皮剥脱毒素遺伝子の保有率および毒素活性の比較解析 |
2012 Jul | 7th World Congress of Veterinary Dermatology | Usefulness of cefovecin disk diffusion test in predicting mecA gene carriage in Staphylococcus pseudintermedius and clinical efficacy of cefovecin in dogs with superficial pyoderma |
2012 Feb | 第8回日本獣医内科学アカデミー学術大会、日本獣医臨床病理学会2012年大会合同 | 日本獣医皮膚科学会生涯教育セミナー 「皮膚科診療に必要な検査」 |
2011 May | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2011 | Pemphigus foliaceus affecting clawbed in a dog with onychodystrophy |
2011 Mar | 第14回日本獣医皮膚科学会学術大会(第7回日本獣医内科学アカデミー学術大会、日本獣医臨床病理学会2011年大会合同 | 病理組織学的に多形紅斑と診断した21例の犬における回顧的検討 |
2010 Apr | North American Veterinary Dermatology Forum 2010 | Staphylococcus pseudintermedius exfoliative toxin selectively digests canine desmoglein 1 and causes intraepidermal blisters in canine skin |
2009 Mar | 日本獣医内科学アカデミー / 日本獣医臨床病理学会 | 犬の皮膚疾患におけるサプレットPRO(霊芝)の有用性の検討 |
2009 Mar | 第12回日本獣医皮膚科学会学術大会・総会 | 脂腺炎を認めたバーニズ・マウンテン・ドッグの一例 |
2009 Dec | Asian Meeting of Animal Medicine Specialties 2009 | Cutaneous mast cell tumor in a Pug with atypical plaque-like eruptions |
2008 Mar | 第145回日本獣医学会 | バイオマテリアルとbFGFを用いた犬顎骨骨欠損部における組織再生の試み |
2019 | ひふゼミ アジア獣医皮膚科専門医主催 日本獣医皮膚科学会共済セミナー 京都 | 皮膚科のしくじり先生 |
2019 | 第25回日本獣医皮膚科学会認定医講習会 | 角化症 |
2018 | ひふゼミ アジア獣医皮膚科専門医主催 日本獣医皮膚科学会共済セミナー 北陸 | みんなで症例検討会 かゆいところに手が届く!?皮膚科お悩み相談室 皮疹をみる〜白い発疹を診たとき〜 |
2018 | ひふゼミ アジア獣医皮膚科専門医主催 日本獣医皮膚科学会共済セミナー 広島 | 皮膚科エマージェンシー |
2018 | ひふゼミ アジア獣医皮膚科専門医主催 日本獣医皮膚科学会共済セミナー 新潟 | ドクターD 皮膚科大症例検討会 |
2018 | ひふゼミ アジア獣医皮膚科専門医主催 日本獣医皮膚科学会共済セミナー 大阪 | 猫の皮膚病症例検討会 |
2018 | 第22回日本獣医皮膚科学会認定医講習会 | 猫の皮膚病 |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 皮膚科診療のつくりかた |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 発疹ドリル |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 120%外用療法 |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 間違いだらけ?のスキンケア |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 皮膚科の薬のTips |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ大阪 | 皮膚科的な食事の考え方 |
2017 | 日本獣医臨床学フォーラム レクチャーシリーズ東京 | 皮膚科に強くなる1 動物とご家族へのファーストステップ |
2017 | 第20回日本獣医皮膚科学会認定医講習会 | 細菌性皮膚疾患 |
2017 | 第21回日本獣医皮膚科学会認定医講習会 | 皮膚科の検査 |
2016 | 第19回日本獣医皮膚科学会認定医講習会 | 外部寄生虫症 |
1.問診票の記入
当院を初めて受診される愛犬・愛猫のカルテを作成致します。
同居動物が既に受診されている場合でもお手数ですが、問診票の記入をお願いします。
初めて当院にご来院される患者様は問診票を印刷・記入してご用意頂けると待ち時間が短縮し、病院が苦手なわんちゃん・ねこちゃんの病院滞在時間を短くすることができます。
※印刷が困難な場合、当院でも問診票をご用意しております。
2.問診、診察
病気の診断・治療というと、検査+薬というイメージがあるかもしれません。しかし、皮膚や耳のトラブルは様々な要因から発生するため、多面的な診断・治療アプローチが必要となります。したがって、症例とご家族のライフスタイルに関する情報が非常に重要となります。ご家族の方には初診時には問診票にご記載をいただき、その内容に沿いながら十分な時間をとって問診を行います。
3.病院環境に慣れてもらう
初めての環境、さらには病院という不慣れな環境において、動物は極度の緊張やストレスを感じる場合があります。上記の問診の間は、ご家族の膝の上でリラックスしてもらう、診察室内を自由に散策して危険な場所ではないことを認識してもらうように努めています。皮膚や耳のトラブルは治療が長引くことも少なくありません。症例と獣医師・動物看護師との間に良い関係が構築されることが治療においてはとても重要であるため、できる限りリラックスできるような取り組みを行っています。
4.視診・触診
症例がリラックスでき、問診が終了したら皮膚、耳を実際に評価していきます。視診と触診は鼻の先から尾までくまなく見ていきます。肉眼では困難な皮膚では微細な皮膚病変を捉えるために、特殊なライトのついた拡大鏡(ダーモスコープ)、皮膚の表面の凹凸や浅い部分の色素や血管の状態、できものやしこりを拡大することが可能なカメラ(ダーモカメラ)を用います。
耳は一般的な耳鏡で耳の中を覗くことが一般的ですが、耳の奥の病変を評価するために耳道内視鏡(ビデオオトスコープ)を用いる事があります。ダーモカメラやビデオオトスコープは撮影が可能ですので、実際の所見をご家族と画面で確認しながらご説明することができます。
5.検査
基本的な皮膚科の検査としては、表面のかさぶたやフケの評価、毛の色や構造や毛の成長サイクルの評価、細菌、カビ、寄生虫の検出が挙げられます。また、皮膚の性状より微細に評価するために、皮膚に含まれる水分量、皮膚から喪失される水分量、皮膚のpH、皮脂量、コラーゲン密度などの測定機器も揃えております。皮膚の性状検査は皮膚疾患の動物のみならず、症状のない動物における皮膚コンディションの確認やスキンケアプログラムを立てるためにも有用です。
耳の検査は先述のビデオオトスコープ検査のほか、耳垢性状検査、鼓膜損傷確認試験、中耳の画像検査などを利用します。その他、状況に応じて微生物培養同定検査、薬剤感受性検査、皮膚病理検査、アレルギー検査も行います。動物のアレルギー検査では、血液を用いた検査(IgE値測定、リンパ球増殖試験など)が汎用されていますが、当院では症例の皮膚において直接検査を行う方法(皮内試験やパッチテスト)も可能です。
6.診断
問診、視診、触診、各種検査を通して総合的に診断を行います。疾患によっては診断までに数ヶ月要する場合もあります。また、疾患のタイプ、症状の重症度や緊急性に応じて診断と治療を並行して行う場合もあります。診断が確定した場合は、その疾患に関する基本的な情報はもとより、ご希望に合わせて最新の学術データ等のご説明も可能です。
7.治療
皮膚や耳の疾患の治療は、ただ“症状をなくす”だけではなく、“健康的な状態を維持する”ことに重点をおいています。病気は、なってから治すのではなく、ならないように予防する、ことが重要です。症状をなくすだけであれば薬だけで解決する場合もありますが、健康な皮膚と耳を維持するためには多面的な治療計画が必要です。
生活環境や食事、ライフサイクル、日常的なスキン/イヤーケア、ご家族とのアクティビティやレクリエーション、ストレスケアなどをご提案する場合があります。健康の基本は衣食住心にあるという初心に戻り、症例毎にオーダーメイドで治療を計画するようにしています。
皮膚や耳では、重度のアレルギー/アトピー性疾患、ホルモン/内分泌疾患、免疫介在性/自己免疫性疾患、腫瘍性疾患、慢性外耳炎/中耳炎、耳の閉塞や持続的な感染など、難治性の症例も少なくありません。当院では複数の皮膚科・耳科の専門獣医師が高い技術・知識・経験、最先端の治療設備を持って対応させていただきます。