犬と猫の歯は生後約1か月齢で乳歯が生え、約4か月齢から永久歯に生え変わります。
この時期の特に小型犬の多くで問題になるのが、乳歯が抜けずに残ってしまうこと(乳歯遺残)や、その乳歯遺残や根本的な顎の骨の長さの異常により咬み合わせが悪くなってしまうこと(不正咬合)です。
特に乳歯による不正咬合は、去勢、避妊手術のタイミングでは処置が間に合わない場合もあるため、注意が必要です。治療が困難なものもありますが、乳歯遺残やそれに伴う不正咬合は早期に対処すれば治療できる可能性があります。歯並びは見た目が悪いだけではなく、将来歯周病が起こりやすくなってしまうため、是非一度ご相談下さい。