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犬の心臓病を見逃さない!|健康診断の重要性を解説

2025.03.07

愛犬の突然の体調変化に不安を感じたことのある飼い主様は多いと思います。
犬の心臓病は初期症状が見逃されやすく、気づいた時には重症化しているケースも少なくありません。

今回は犬の心臓病について詳しく解説し、定期的な健康診断の重要性についてお伝えします。
愛犬の健康を守るためにも、ぜひ最後までお読みください。

 📍 目次

 ▼ 犬の心臓病の基礎知識
 ▼ 犬の心臓病を早期発見するために健康診断を受けよう
 ▼ まとめ

 

犬の心臓病の基礎知識

心電図と聴診器

犬の心臓病の中で、もっとも多いものは僧帽弁閉鎖不全症です。
僧帽弁閉鎖不全症は特に小型犬で多く見られ、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が正常に閉じなくなることで、血液が逆流し、心臓に負荷がかかります。
僧帽弁閉鎖不全症は、

  • チワワ
  • キャバリア
  • マルチーズ

などの犬種で好発し、高齢になるほど発症しやすいです。

犬の僧帽弁閉鎖不全症の初期症状

犬の僧帽弁閉鎖不全症は初期段階ではほとんど症状が現れないため、見逃されがちです。
しかし、犬の様子をよく観察することで、症状の早期発見につながる可能性があります。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の症状には、

  • 咳をする
  • 呼吸が速い
  • 疲れやすい
  • 散歩を嫌がる

などがあります。
これらの症状は、僧帽弁閉鎖不全症が進行するにつれて悪化することが多いです。

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僧帽弁閉鎖不全症を放置するとどうなるの?

僧帽弁閉鎖不全症は進行性の病気であり、早期に適切な治療を受けない場合、症状が悪化し、最終的には命に関わる事態に至ることがあります。
症状が進行すると、心臓から血液をうまく送り出せずに、肺に水分がたまる肺水腫を引き起こします。
肺水腫になると呼吸困難を引き起こすので、すみやかな治療が必要です。
また、心臓の機能が低下すると、全身への血液供給が不十分になり、脳や腎臓などの重要な臓器に悪影響を及ぼします。
脳への血流が不足すると、失神を起こし、意識を失うこともあるので注意しましょう。
このように、犬の僧帽弁閉鎖不全症を放置することは非常に危険であり、多くの問題を引き起こす可能性があります。

 

犬の心臓病を早期発見するために健康診断を受けよう

診察台で保定している愛玩動物看護師

犬の心臓病を早期に発見するためには、定期的な健康診断が不可欠です。
心臓病は初期症状がわかりにくいので、特に高齢の犬や心臓病のリスクが高い犬種は年に1回以上の心臓検査を受けることがおすすめです。
健康診断では、聴診で心雑音の有無を確認します。
心雑音がある場合は心臓病の可能性が高く、

  • レントゲン検査
  • 心エコー検査
  • 心電図検査
  • 血圧検査

などの検査をして、心臓の状態を確認していきます。
明らかな症状が出る前に心臓病を見つけることで、早いうちから適切な対策を行うことが可能です。

健康診断で心臓病を早期発見するメリット

犬の心臓病を健康診断で早期発見することには、いくつかのメリットがあります。
心臓病が進行すると呼吸困難や疲れやすさなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。
しかし、定期的な健康診断で早期に異常を察知し、適切な対策を講じることが可能です。
また、早いうちから心臓病の治療を開始することで、犬の寿命を延ばすことができる可能性があります。
心臓病は一度発症すると完治は難しいため、早期発見が非常に重要です。
定期的な健康診断を受けることで他の疾患も未然に防ぐことができるため、犬の健康全般に対する意識も高まりますね。

 

まとめ

走っているトイプードルとミニチュアダックスフンド

犬の心臓病は、初期段階では症状が現れにくく、飼い主様が異変に気づくことは難しい病気です。
心臓病は一度発症すると完治は難しいものの、適切な管理により良好な状態を保つことができます。
愛犬のために、予防的なアプローチを心がけ、定期的な健康診断を習慣づけましょう。

当院では、健康診断を実施し、心臓病などの早期発見に力を入れ、愛犬の健康を守るお手伝いをさせていただきます。

 

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