愛犬の口臭が気になったことはありますか?
犬の口臭はある程度は仕方がないものですが、臭いが強い場合は疾患やトラブルを抱えている可能性があります。
「犬の口臭がとても気になるのだけど、何か病気かしら?」
「犬の口が臭くならないようにするにはどうしたらいいの?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
今回はそんな犬の口臭について解説します。
最後までお読みいただき、日頃の口臭ケアにお役立てください。
📍 目次 ▼ 犬の口臭の原因 |
犬の口臭の原因
犬の口臭の原因にはたくさんのものがあります。
それぞれについて解説します。
歯周病
犬の口臭の原因で1番多いのが歯周病です。
歯周病は成犬の8割以上に発生すると言われています。
歯周病は歯や歯周ポケットについた汚れに細菌が増殖して口の中に悪さをする病気です。
口の中で細菌が増殖すると口臭が強くなります。
内臓疾患
内臓疾患がある場合にも口臭が強くなることがあります。
例えば胃が荒れているときには酸っぱい口臭がします。
また腎臓や肝臓の不調があればアンモニア臭がすることがありますね。
口腔内の乾燥
犬の口の中は通常唾液で潤っていますが、なんらかの原因で口の中が乾燥してしまうことがあります。
お水を飲む量が減っていたり、ハァハァと激しく口呼吸をしていると口の中が乾燥する可能性が高いです。
口の中が乾燥しているときは魚のような生臭い臭いが発生します。
犬の口臭の対処法
上記のように口臭の原因は様々ですが、どのように対処したら良いのでしょうか。
歯周病や内臓疾患の場合は動物病院での治療が必要です。
口の臭いが気になったら、まずは動物病院に連れて行きましょう。
歯周病がひどい場合は全身麻酔をかけて歯垢や歯石を取り除きます。
内臓疾患の場合は適切なお薬を内服させたり、場合によっては手術なども必要になるかもしれません。
また、口の中の乾燥が原因で口臭が発生している場合は
- 新鮮なお水を十分に与える
- お部屋の温度や湿度を適度に整える
などの工夫が必要です。
お部屋の温度は20〜25℃、湿度は40〜60%が犬にとって快適といえます。
お部屋の環境を整えても激しい口呼吸が止まらなかったり、口臭が続いたりする場合は他のトラブルが起きていることがあります。
できるだけ早く動物病院に行きましょう。
犬の口臭を予防する方法
犬の口臭は発生する前に予防することが大切です。
ここからは犬の口臭を予防する方法について解説します。
口臭を予防する方法で最も有効なのは歯磨きです。
犬の歯についた歯垢は3〜4日で歯石というものに変わります。
歯石は歯垢が固まったもので、歯石になってしまうと歯磨きでは取り除けなくなります。
なるべく毎日歯磨きをして、汚れを取り除いてあげましょう。
とはいえ、犬は口を触られるのを嫌がります。
子犬の時からお口を触るトレーニングをすることが大切です。
すでに成犬になっている犬も徐々に段階を踏んで慣らしていけば歯磨きをさせてくれるようになるかもしれません。
お口を触るトレーニングでは、まずお口の中に指を入れて歯や歯ぐきを擦ってみるところから始めます。
嫌がったら無理やり続けずに、適度なところでやめてください。
それに慣れてきたら歯磨きシートなどを指につけてやってみます。
最終的にお口を触られることへの抵抗が無くなってきたら歯ブラシで磨いてみましょう。
最近では様々なフレーバーの歯磨き粉も販売されています。
愛犬の好みに合わせて用意してみるのもいいですね。
歯磨きはとにかく続けることが大切です。
1日忘れてしまったからといって意味がなくなるわけではありません。
例えば毎日歯磨きができずに3日に1回が精一杯になってしまったとしても大丈夫です。
習慣化することを目指しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
犬の口臭には様々な病気が隠れていることがあります。
犬の口臭に気がついたら動物病院へ連れて行きましょう。
また、日頃からお家での歯磨きも大切です。
当院は歯科診療に力を入れています。
犬の口臭でお困りのことがありましたら、治療から日頃のケアのことまでお気軽にご相談ください。
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