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愛犬のフケはシャンプーで改善する?|フケの原因と効果的なシャンプーの種類について解説

2024.09.20

愛犬のフケはシャンプーで改善する?|フケの原因と効果的なシャンプーの種類について解説

 

愛犬にフケが出ていると気になりますよね。
フケを改善するために、皮膚に合うシャンプーを探してあげたいと思う飼い主様も多いでしょう。

犬のフケの原因は様々であり、病気のサインである可能性も考えなければなりません。
今回は犬のフケの原因と、フケに効果のあるシャンプーの種類について解説します。

 📍 目次

 ▼ フケが出る仕組み
 ▼ フケの原因
 ▼ フケが病気のサインであることもある
 ▼ フケに効くシャンプーの種類
 ▼ まとめ

顎をかく柴犬

 

フケが出る仕組み

皮膚では絶えず新しい細胞がつくられており、古くなった細胞がフケとして脱落します。
フケの元となる角化細胞は表皮全体を覆っていて、皮膚のバリアや水分保持のはたらきをもちます。
角化細胞が新しくつくられてからフケとなって脱落する一連の流れをターンオーバーと呼びます。
フケは汚いイメージがあるかもしれませんが、フケは皮膚の生まれ変わりで発生するものなので、実際には健康な皮膚でもつくられています。
正常ではとても小さく気にならない程度ですが、フケが大きく目立っていたり量が増えたりしている場合は、ターンオーバーが短くなっていると考えられます。
角化細胞が剥がれ落ちるサイクルが乱れて、過剰に剥がれてしまったり、上手く剥がれずに堆積してしまったりしているのですね。

 

フケの原因

ドライヤーをされるキャバリア

フケが増える原因は様々で、一般的な原因としては次のものが挙げられます。

乾燥

冬場やエアコンの効いた部屋などの環境では、皮膚が乾燥してフケが出やすくなります。
シャンプーの種類ややり方にもよりますが、シャンプーの後も皮膚が乾燥しやすく、洗浄後にかえってフケが増えることもあります。

不適切なスキンケア

皮膚に合わないシャンプーや、ブラッシングによる過剰な刺激でフケが増えることがあります。

栄養バランス

人も食事の栄養バランスが悪くなっていると皮膚が荒れてしまうことがありますよね。
犬も同じように、質の悪いフードや栄養バランスの偏りによって皮膚の状態が悪くなり、フケが増える原因となります。
これらの原因であれば、生活環境やスキンケアなどの工夫により改善することができるかもしれません。

 

フケが病気のサインであることもある

顎を触られるトイプードル

フケは皮膚病などの病気のサインである可能性もあることをご存知でしょうか。
病気であれば、シャンプーや食事などでは改善できず、病気を診断して治療を行わなければなりません。
犬のフケが出た時に考えられる病気は次のものがあります。

感染症

細菌やカビ、寄生虫の感染によってフケが出ます。
フケは感染が起きている場所に限局して出ますが、感染が広がっていると全身フケが出ているような状態になることもあります。

アレルギー

犬の代表的なアレルギーとしては、犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが挙げられます。
皮膚の痒みがみられ、掻きすぎてしまうことで赤みや抜け毛、フケを伴うことが多いです。

脂漏症

皮膚の皮脂が過剰になり、べたつきとともにフケがみられます。
元々の体質でなりやすいですが、別の病気(他の皮膚病や代謝性疾患など)に起因することもあります。

代謝性疾患

ホルモンが不足もしくは過剰になることにより、皮膚の状態が悪くなり、フケや抜け毛が目立ったり、感染症にかかりやすくなったりします。
代表的な疾患は、甲状腺機能低下症と副腎皮質機能亢進症です。
皮膚の症状だけでなく、元気や食欲の変化、体型の変化など全身の症状を伴います。

フケが病的かどうかは、皮膚や全身の状態をみて見極めていきますが、飼い主様から見てわかりづらい場合も多いでしょう。
気になるのであれば動物病院を受診されることをおすすめします。

 

フケに効くシャンプーの種類

シャンプーをされるチワワ

フケの原因をふまえた上で、効果があるシャンプーの種類と代表的な成分をみていきましょう。
原因に合わせて選び、適切な頻度や洗浄方法で使用することで、フケを改善できます。

保湿系シャンプー

乾燥が原因であるフケには、保湿機能のあるシャンプーで皮膚のバリア機能を高めてあげるのが効果的です。
代表的な成分は、セラミドやオートミール、アロエベラなどが挙げられます。

角質軟化・脱脂系シャンプー

硫黄、サリチル酸などの成分は、角質を軟らかくしてフケを落としやすくしつつ、ターンオーバーを整える作用があります。
脂漏傾向でべたつきが気になる犬では、洗浄力の強い界面活性剤や過酸化ベンゾイルなどによる脱脂作用が効果的な場合があります。
ただし、皮脂を落としすぎてしまうことでかえって皮膚の状態が悪くなることもあるので注意が必要です。

抗菌シャンプー

クロルヘキシジンなどの菌に効く成分が含まれるシャンプーは、細菌やカビによる感染の予防や治療に効果があります。

 

まとめ

フケの原因には様々なものがあり、病気のサインである可能性もあります。
一度動物病院を受診して、病気の可能性がないかみてもらいましょう。
フケに効くシャンプー選びは、フケの原因に合わせて選ぶことが大切です。
シャンプーの種類ややり方についてもご提案できますので、お気軽にご相談ください。

 

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