皆さんの愛犬・愛猫は お口のトラブルを抱えていませんか?
「口が臭い」「歯石が気になる」「歯がグラグラしている」「口が痛そう」など、歯の症状を主訴に来院される飼い主さんは実に多いです。
当院では歯科の診察に力を入れており、専用の機材を揃えた歯科治療室にて処置を行っております。飼い主さんがガラス越しに歯科処置の様子を見学する事が可能です。
専門歯科と総合診療の違い
専門歯科とは?
- 口腔外科や歯科処置の経験豊富な歯科医による診察や手術を提供する診療科になります。
歯科以外の慢性疾患を抱えていらっしゃる患者様は、総合診療科と連携を取りながら治療をご提案させていただきます。
専門歯科をお勧めする患者様
- 高齢や持病などを理由に麻酔下での歯科処置がご不安な方
- 破折歯に対する 温存療法など、専門的な処置を希望される方
- 他院からの紹介やセカンドオピニオンを希望される方
- 歯科に精通した獣医師と一緒に治療方針を決めていきたい方
総合診療科での歯科診察とは何が違う?
- 総合診療科での歯科診察は、軽度の歯科疾患を対象とした診療になります。
総合診療科で重度、または高度な歯科処置技術を要すると判断された場合、歯科専門診察の受診および処置をご提案させていただく場合がございます。
総合診療科をお勧めする患者様
- 他の疾患と併せて歯の診察も受けたい方
- 目立った症状はないが、歯の健康維持のために診てほしい方
歯科診療の流れ
1.問診票の記入
当院を初めて受診される愛犬・愛猫のカルテを作成致します。
同居動物が既に受診されている場合でもお手数ですが、問診票の記入をお願いします。
初めて当院にご来院される患者様は問診票を印刷・記入してご用意頂けると待ち時間が短縮し、病院が苦手なわんちゃん・ねこちゃんの病院滞在時間を短くすることができます。
※印刷が困難な場合、当院でも問診票をご用意しております。
2.問診、診察
まず口の中などのチェックを行い、その子の生活環境や食事内容、歯磨きの様子や今までのデンタルケア歴などをお聞きします。その後、口の中を中心に診察します。歯石やぐらつきなどの歯の状態や、歯肉炎などの歯茎の状態、口臭などを確認します。
3.検査
歯や周りの組織の状態の把握のためにレントゲンの検査を行います。それにより肉眼では見えない歯根や歯の周りの歯槽骨の状態を評価します。その結果全身麻酔や鎮静下での処置が必要と判断された場合、術前検査として血液検査などを行い、麻酔をかけられる状態かどうかの確認を行います。
4.処置
全身麻酔や鎮静下での処置は原則予約制になります。手術当日は食事を抜いた状態で来院して頂き、専用の歯科処置室にて処置を行います。なおこちらの処置室はガラス越しに処置の様子をご覧になっていただくことが可能です。麻酔をかけて初めて把握できる歯の状態もあるため、飼い主様と相談しながら治療方針を決定する事が可能となります。(特に歯を抜くかどうかの相談が多いです。)
5.お返し
侵襲(負担)の大きい処置の場合麻酔からの目覚めが悪い場合は入院の可能性もございますが、歯科処置は基本的に日帰りとなります。お返しの際には実際の処置の様子を写真を交えてご説明させて頂き、今後のホームケアや病院でのアフターケアについてご説明させて頂きます。
6.病院での処置後
歯科処置が終わったら治療が終了ではありません。むしろここからが本番といっても過言ではありません。当院では、歯科処置を行った方を対象にスタンプカード(右写真)をお渡ししています。 3回まで無料で歯のチェックとデンタルケア指導を行っており、飼い主様と協力してワンちゃん猫ちゃんの口内環境の維持に努めていきます。