症例紹介 case report

外用療法アトピー性皮膚炎が改善したフレンチブルドッグさん


来院理由:セカンドオピニオン

かかりつけ医にてアトピー性皮膚炎と診断されて以来ステロイド薬で調子は良かったようですが、今夏は痒みが抑えられずに来院されたフレンチブルドッグさんです。

アトピー性皮膚炎の他、皮膚の細菌感染もみつかりました。長期間のステロイドによる副作用を考慮して、比較的副作用の少ない外用療法で治療を行いました。

飼い主さんも頑張って毎日外用薬を塗って下さり、1ヶ月後には写真のように症状は落ち着いてきました。

▶ 治療前

犬 アトピー性皮膚炎 治療前

▶ 治療1ヶ月後

犬 アトピー性皮膚炎 治療1ヶ月後

赤みが落ち着いてきたのが分かりますね。毛が生えてくるまでもう一歩です!

獣医皮膚科医のコメント:

アトピー性皮膚炎と診断してからも、定期的な検査をオススメしております。アトピー性皮膚炎の犬は皮膚が弱くなっており、他の皮膚病にかかりやすくなっています。「去年と同じ治療」で効果が乏しかったら、他の病気も考えてみましょう!

また患部に直接塗布できる外用薬は効果が大きく副作用は少ないので、貴重な武器となります。面倒くさいという気持ちをグッとこらえ、ぜひ試してみて下さい。