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犬の脾臓腫瘍とは|脾臓腫瘍を早期発見する方法を解説

2025.02.04

犬の脾臓腫瘍とは|脾臓腫瘍を早期発見する方法を解説

「犬が突然元気をなくして、ぐったりしている」
「犬のお腹が急に膨れてきた」
このような症状は脾臓腫瘍のサインかもしれません。
犬の脾臓腫瘍は高齢犬で多く見られ、進行すると命に関わることもある危険な病気です。

今回は犬の脾臓腫瘍について詳しく解説し、早期発見の重要性をお伝えします。
特に高齢犬の飼い主様は、ぜひ最後までお読みいただき、脾臓腫瘍の理解を深めましょう。

 📍 目次

 ▼ 脾臓腫瘍とは
 ▼ 犬の脾臓腫瘍の治療
 ▼ 犬の脾臓腫瘍を早期に見つけるには
 ▼ 定期的な健康診断を受けよう
 ▼ まとめ

 

脾臓腫瘍とは

散歩しているシェルティー

犬の脾臓は血液の貯蔵や古い赤血球の処理、免疫機能など重要な役割を担う臓器です。
脾臓腫瘍は、犬において比較的よく見られる腫瘍の一つであり、良性と悪性の両方の腫瘍が存在します。
脾臓にできる腫瘍の約50%は悪性であり、その中でも血管肉腫という腫瘍が多いですね。

脾臓腫瘍になるとどうなるの?

脾臓腫瘍は、初期段階ではほとんど症状が現れないことが多く、病気が進行するまで気づかないケースも少なくありません。
しかし、腫瘍が大きくなると以下のような症状が現れることがあります。

  • お腹が膨らむ
  • 呼吸が速くなる
  • 歯茎が白っぽくなる
  • 下痢や嘔吐をする

これらの症状は、脾臓腫瘍特有のものではなく、他の病気でも見られることがあるので注意が必要です。
少しでも異常に気づいたら、早めに動物病院を受診することが大切ですね。

脾臓腫瘍を放置すると命の危険も

脾臓腫瘍を放置すると、腫瘍が大きくなり続け、周囲の臓器を圧迫したり、破裂したりする危険性があります。
脾臓腫瘍が破裂すると、腹腔内出血を起こし、急激な腹痛やショック症状を引き起こします。
また、悪性腫瘍の場合、肺や肝臓などの他の臓器に転移する可能性もあるので要注意です。
脾臓腫瘍は早期発見・早期治療が、愛犬の命を守ることにつながります。

 

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犬の脾臓腫瘍の治療

脾臓に腫瘍が見つかった場合は基本的に、腫瘍ごと脾臓を全摘出する手術が行われます。
摘出した脾臓腫瘍は病理検査に提出し、腫瘍の性質を確認します。
腫瘍が良性の場合や悪性度が低い場合は手術により予後は良好のことが多いです。
しかし、悪性の場合は術後に抗がん剤などの補助療法が必要なことがあります。
特に血管肉腫は悪性度が高く、脾臓摘出後に抗がん剤を行っても、他の臓器に転移することが多く、予後が悪いとされています。
また、脾臓腫瘍は症状がないうちに治療をすることも大切です。
脾臓腫瘍が破裂を起こし、犬の状態が悪い場合は手術に伴うリスクが大きくなるので注意しましょう。

 

犬の脾臓腫瘍を早期に見つけるには

エコープローブを持つ獣医師

脾臓腫瘍を早期に発見するためには健康診断が効果的な方法の一つです。
一般的には年に1回の健康診断が推奨されていますが、高齢犬では年に2回以上の検査が望ましいとされています。
また、健康診断では血液検査だけでなく、レントゲン検査やエコー検査などの画像検査も受けましょう。
脾臓腫瘍は、はじめのうちは血液検査で異常が検出できないことが多いです。
健康診断で定期的な画像検査を行い、脾臓腫瘍を発見できると、早期の治療につながります。

 

定期的な健康診断を受けよう

診察を受けるシーズー

健康診断は、犬の健康を維持し、病気を早期に発見するために非常に重要です。
健康診断を通じて、犬が抱える可能性のある問題を早期に発見することができます。
これにより、病気の進行を防ぎ、治療の成功率を高めることが可能です。特に、犬は痛みや不調を言葉で伝えることができないため、定期的なチェックが不可欠です。
また、若いうちから定期的に健康診断を受けることで、犬の基本的な健康データを蓄積できます。
健康な時の数値を把握しておくことは、異常が発生した際に非常に有用ですね。

 

まとめ

今回は、犬の脾臓腫瘍について解説しました。
脾臓腫瘍は命に関わる病気ですが、早期発見・早期治療によって、愛犬と過ごす時間を長くすることができます。
愛犬の健康を守るために、日頃からの観察と、定期的な健康チェックを心がけましょう。

当院では病気の治療だけでなく、健康診断にも力を入れております。
愛犬の健康状態が気になる方は、気軽にご相談ください。

 

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