大切な家族を感染症から守るワクチン接種
ワクチンは、病原性を弱めたり無くしたりした病原体をあらかじめ体に入れることで、免疫の仕組みを働かせ、感染症に備える予防医療です。
万が一感染しても、発症を防いだり重症化を抑えたりする効果が期待できます。
サーカス動物病院では、
- 犬の混合ワクチン(6種・8種・10種・レプトスピラ4種)
- 狂犬病ワクチン
- 猫の3種混合ワクチン
を取り扱っています。
どのワクチンが最適かは、年齢・生活環境などによって異なりますので、お気軽にご相談ください。

ワクチン接種をご利用の方へ ― 来院前にお読みください
ワクチン接種の流れ

1ご予約
Web予約または電話にてご予約ください。
初めての方は問診のお時間をいただきますので、余裕をもってお越しください。
2問診・身体検査
当日の体調(食欲・排泄状況など)を確認し、獣医師が身体検査を行います。
体調が万全でない場合は、接種を延期することがあります。
3ワクチンの選択
年齢・生活環境などを踏まえ、最適なワクチンの種類をご提案します。
4接種
選んだワクチンを接種します。
ワクチンの接種自体は数秒で終わります。
5接種後の経過観察
接種後はアレルギー反応が出る可能性があるため、院内またはお近くで30分程度お待ちいただくことをおすすめしています。
6証明書の発行
接種が完了しましたら、ワクチン接種証明書をお渡しします。
ペットホテル・トリミングなどのご利用時に必要になることがあるので、大切に保管してください。
ワクチン接種前の注意事項
体調が良いときに接種しましょう。
下痢・嘔吐など、体調がすぐれないときは接種を見合わせる場合があります。
前回のワクチン証明書をお持ちください。
特に他院でワクチン接種されていた方は、接種証明書があるとスムーズにご案内できます。
午前中の来院をおすすめしています。
ワクチン接種は、副作用の観点から午前中の接種を推奨していますが、午後16:00受付まで接種可能になりました。(接種後30分ほど院内もしくは敷地内駐車場で待機していただきます。)
※ これまでにワクチン接種でアレルギー反応等の副作用が出たことがある場合や、基礎疾患等で副作用のリスクがご心配な方は、午前中の接種を強く推奨いたします。
子犬・子猫のワクチンデビューの方へ。
ワクチンプログラムについて丁寧にご説明しますので、お気軽にご相談ください。
ワクチン接種後の注意事項
接種当日は安静に過ごしてください。
ワクチン接種直後は激しい運動や長時間のお散歩は避けましょう。
当日のシャンプー・トリミングは控えてください。
ワクチン接種後は体に負担がかかるため、当日の入浴やトリミングはお控えください。
副反応に注意してください。
まれに、以下のような症状が見られることがあります。
- 接種部位の軽い腫れ・痛み:多くの場合、数日以内に自然に治まります。
- 元気がない・食欲が落ちる:翌日まで続く場合はご連絡ください。
- じんましん・顔の腫れ(ムーンフェイス):数時間以内に出ることが多いです。
- ぐったりする・呼吸が荒い:アナフィラキシーの可能性があります。
ワクチン接種後に副反応が見られた場合は、すぐに当院へご連絡ください。
特にアナフィラキシーは接種後30分〜数時間以内に起こる可能性があり、迅速な対応が必要です。
犬の混合ワクチン
犬の混合ワクチンは、命にかかわる危険な感染症を予防するためのワクチンです。
当院では、6種・8種・10種・レプトスピラ4種(L4)の混合ワクチンをご用意しています。
混合ワクチンは
- お住まいの地域
- 散歩コース
- ドッグランの利用頻度
- 旅行の予定
などのライフスタイルに合わせ、最適なワクチンの種類をご提案します。
「どれを打てばいいかわからない」という方も安心してご相談ください。

サーカス動物病院で予防できる犬の病気
以下の表は、各混合ワクチンに含まれる感染症の一覧です。
※レプトスピラ感染症は型によって含まれるワクチンが異なります。
8種には2つの型(カニコーラ型・イクテヘモラジー型)、10種およびL4にはさらに2つの型(グリッポチフォーサ型・ポモナ型)を加えた4つの型が含まれています。
犬ジステンパーウイルス感染症
に含まれています
犬ジステンパーウイルス感染症は発熱や鼻水など風邪のような症状から始まります。
しかし、進行すると神経症状(けいれん・麻痺)を引き起こし、命を落とすこともある恐ろしい感染症です。
特に子犬や免疫力の低下した犬で重症化しやすく、回復しても後遺症が残ることがあります。
犬パルボウイルス感染症
に含まれています
犬パルボウイルス感染症は激しい嘔吐や血便を伴う重度の下痢が特徴的です。
重症化すると脱水が急速に進行し、特に子犬では発症後数日で命を落とすこともあります。白血球が減少して免疫力が低下するため、二次感染にも注意が必要です。
犬伝染性肝炎
に含まれています
犬伝染性肝炎は犬アデノウイルス1型が原因で、発熱や食欲低下から始まり、重症化すると急性肝不全による黄疸や出血傾向が見られます。
回復期に角膜が青白く見える「ブルーアイ」という特徴的な症状が現れることがあります。
犬伝染性喉頭気管炎
に含まれています
犬伝染性喉頭気管炎は犬アデノウイルス2型による呼吸器感染症で、咳や鼻水が主な症状です。
単独では重症化しにくいものの、細菌との混合感染により肺炎を起こすことがあります。
犬パラインフルエンザ感染症
に含まれています
犬パラインフルエンザ感染症は犬の間で広がりやすい呼吸器感染症で、乾いた咳や鼻水が特徴です。
無症状のキャリア犬もおり、知らないうちに感染が広がることがあります。
犬コロナウイルス感染症
に含まれています
犬コロナウイルス感染症は下痢や嘔吐などの消化器症状が見られます。
成犬では軽症で済むことが多いですが、子犬では重症化して脱水を起こすことがあるため注意が必要です。
レプトスピラ感染症
カニコーラ型・イクテヘモラジー型
に含まれています
グリッポチフォーサ型・ポモナ型
に含まれています
レプトスピラ感染症はレプトスピラ菌によって引き起こされ、感染した動物の尿や汚染された水から感染します。
山や川でのアウトドア活動をする犬は特に注意が必要です。
レプトスピラ感染症は黄疸・腎障害などが特徴で、人にもうつる人獣共通感染症です。
犬のレプトスピラ感染症については以下の記事もご覧ください。
子犬のワクチン接種スケジュール
子犬は母犬からもらった移行抗体(母子免疫)によって、生後しばらくは感染症から守られています。
しかし、この移行抗体は徐々に減少していき、その間にワクチンで自分自身の免疫をつけていく必要があります。
| 生後6〜8週齢 | 1回目の混合ワクチン接種 |
|---|---|
| 生後10〜12週齢 | 2回目の混合ワクチン接種 |
| 生後14〜16週齢 | 3回目の混合ワクチン接種 |
| 生後91日齢以降 | 狂犬病ワクチン接種(法律で義務付け) |
| 以降、年1回 | 混合ワクチンの追加接種(または抗体価検査で判断) |
※ペットショップやブリーダーで接種済みの場合でも、最後の接種が16週齢以降になっているか確認することが大切です。
ワクチン証明書をお持ちのうえご来院ください。
狂犬病ワクチン
狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡する極めて危険な感染症です。
日本では狂犬病予防法により、生後91日齢以上の犬は年1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。
日本は現在、狂犬病の発生がない清浄国ですが、周辺国での発生や海外からの侵入リスクは常に存在しています。
大切な愛犬と社会を守るために、毎年の接種を忘れずに行いましょう。

狂犬病ワクチンの料金
狂犬病ワクチンは3,470円
狂犬病予防接種・下記地域の済票交付手続き代行を承っております。(継続手続きのみ/新規登録は代行不可)
藤沢菖蒲沢院の代行可能エリア
藤沢市・綾瀬市
継続手続き代行を随時承っております。
接種当日に
- お住まいの地域の自治体から送られてくるハガキをご持参ください。
- 各自治体に納付する「注射済票交付手数料(550円)」をお会計時にお預かりいたします。
※ 通常のお会計時と同様のお支払い方法が可能です。
※ 注射済票のお渡しまで1ヶ月ほどお時間をいただきます。
横浜ゆめが丘院の代行可能エリア
藤沢市の継続手続き代行:2026年3月2日より可能です。
接種当日に
- お住まいの地域の自治体から送られてくるハガキをご持参ください。
- 各自治体に納付する「注射済票交付手数料(550円)」をお会計時にお預かりいたします。
※ 通常のお会計時と同様のお支払い方法が可能です。
※ 注射済票のお渡しまで1ヶ月ほどお時間をいただきます。
横浜市の継続手続き代行:2026年4月中旬頃より開始見込みです。
開始日が確定次第お知らせいたします。
猫の混合ワクチン
猫の混合ワクチンは、命にかかわる感染症から愛猫を守るために重要な予防注射です。
当院では3種混合ワクチンを接種しており、
- 猫パルボウイルス
- 猫ヘルペスウイルス
- 猫カリシウイルス
の3つの感染症を予防します。

「うちの猫は完全室内飼いだからワクチンは不要では?」と思われる飼い主様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ウイルスは飼い主様の衣服や靴などに付着して室内に持ち込まれることがあります。
完全室内飼いの猫でも、定期的なワクチン接種か、抗体価(防御力)の測定をおすすめしています。
サーカス動物病院で予防できる猫の病気
猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)
に含まれています
猫ウイルス性鼻気管炎は「猫風邪」とも呼ばれ、くしゃみ・鼻水などの症状が見られます。呼吸器症状だけでなく、角膜炎などの目の症状を起こすこともあります。
猫ヘルペスウイルス感染症は治った後もウイルスが体内に潜伏し、ストレスなどをきっかけに再発することがあるのが特徴です。
猫カリシウイルス感染症
に含まれています
猫カリシウイルス感染症は軽症ではくしゃみや鼻水程度ですが、重症化すると口内炎による痛みや肺炎を引き起こすこともあります。
まれにウイルスが関節に感染して足を引きずる症状が見られることもあります。
猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)
に含まれています
猫汎白血球減少症は、発症すると命を落とすこともある危険な感染症です。
激しい下痢や嘔吐が見られ、白血球の減少によって免疫力が著しく低下します。
特に子猫では重症化しやすく、早期発見と適切な治療が重要です。
子猫のワクチン接種スケジュール
| 生後8週齢ごろ | 1回目の3種混合ワクチン接種 |
|---|---|
| 生後12週齢ごろ | 2回目の3種混合ワクチン接種 |
| 生後16週齢以降 | 3回目の3種混合ワクチン接種 |
| 以降、年1回 | 追加接種(または抗体価検査で判断) |
抗体価検査について〜ワクチンを打つべきか迷ったら〜
近年、「毎年ワクチンを打つ必要があるの?」「ワクチンの副反応が心配」というお声をいただくことが増えています。
そこで注目されているのがワクチンの抗体価検査です。

抗体価検査とは
抗体価検査とは、血液検査によって体内にワクチンの抗体がどれだけ残っているかを調べる検査です。
わずかな量の血液で検査が可能で、結果は数日以内に出ます。
抗体価検査で十分な抗体があれば、その年のワクチン接種を見送ることができます。
抗体価検査でわかること・わからないこと
抗体価検査で調べられるのは、コアワクチンの抗体のみです。
| 分類 | ワクチンの種類 | 抗体価検査 |
|---|---|---|
| コアワクチン(犬) | 犬ジステンパーウイルス 犬パルボウイルス 犬アデノウイルス |
○ 検査可能 |
| コアワクチン(猫) | 猫パルボウイルス 猫ヘルペスウイルス 猫カリシウイルス |
○ 検査可能 |
| ノンコアワクチン | レプトスピラ 犬パラインフルエンザなど |
✕ 検査できない |
コアワクチンは一度しっかり免疫がつくと、長期間持続する傾向がある一方、ノンコアワクチンの効果は1年程度と短いため、毎年の接種が推奨されます。
毎年のワクチン接種と抗体価検査の比較
| 項目 | 毎年のワクチン接種 | 抗体価検査 |
|---|---|---|
| メリット | コア・ノンコア両方の免疫をしっかり維持できる | コアワクチンの不要な追加接種を避けられ、副反応リスクを軽減できる |
| デメリット | コアワクチンの抗体が十分でも接種することになり、副反応のリスクがある | ノンコアワクチンの抗体がどの程度残っているかはわからない |
抗体価検査はこんな方におすすめ
- 以前ワクチン接種後に副反応が出たことがある
- 高齢で体への負担が心配
- 持病があり接種に不安がある
- ワクチンの効果が本当についているか確認したい
抗体価検査に関する注意点
狂犬病ワクチンは抗体価検査の対象外です
狂犬病予防法により毎年の接種が義務付けられており、抗体価検査で代替することはできません。
抗体価検査の結果は100%ではありません
抗体があっても感染リスクがゼロになるわけではなく、総合的な判断が必要です。
施設利用時のご注意
ペットホテルやトリミングサロンなどの施設によっては、「1年以内のワクチン接種証明書」が必要な場合があります。
抗体価検査証明書で代替可能かどうか、利用予定の施設に事前にご確認ください。
ワクチンの料金
| 犬 | 狂犬病※ | 3,470円 |
|---|---|---|
| 6種 | 6,930円 | |
| 8種 | 8,090円 | |
| 10種 | 10,400円 | |
| レプトスピラ4種 | 4,620円 | |
| 猫 | 3種 | 5,780円 |
| 犬猫共通 | 抗体価検査(採血料含む) | 8,320円 |
よくある質問
ワクチンの種類・選び方について
Q 犬の混合ワクチンは何種を打てばいいですか?
A お住まいの環境やライフスタイルによって異なります。
一般的に、お散歩程度であれば6種でも対応できますが、ドッグランや山・川へのお出かけが多い場合は、レプトスピラを含む8種や10種をおすすめしています。
獣医師が最適なワクチンをご提案しますので、気軽にご相談ください。
Q 8種と10種の違いは何ですか?
A 含まれているレプトスピラ感染症の型の数が異なります。
8種は2つの型、10種は4つの型に対応可能です。
神奈川県内で血清型が判明している症例は8種にも含まれていますが、血清型不明の症例報告も多いため、より広い範囲をカバーしたい場合は10種をおすすめしています。
Q 室内飼いの猫にもワクチンは必要ですか?
A はい、おすすめしています。
ウイルスは飼い主様の衣服や靴などに付着して室内に持ち込まれることがあるため、完全室内飼いの猫でも感染するリスクはゼロではありません。
特に多頭飼育の場合は感染リスクが高まるので、定期的なワクチン接種をご検討ください。
接種のタイミング・回数について
Q ワクチンはいつ打てばいいですか?
A 子犬・子猫は生後6〜8週齢から開始し、3〜4週間隔で複数回接種します。
成犬・成猫は基本的に年1回の追加接種が推奨されていますが、抗体価検査で免疫状態を確認したうえで判断することもできます。
Q 毎年ワクチンを打つ必要がありますか?
A 基本的には年1回の接種を推奨しています。
世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインでは、コアワクチンについては3年ごとの接種でも十分な場合があるとされています。
当院では抗体価検査も行っているので、愛犬・愛猫の状態やご希望に合わせてご相談いただけます。
Q 前回のワクチンから1年以上空いてしまいました。どうすればいいですか?
A まずはご来院のうえ、獣医師にご相談ください。
接種間隔が空いた場合でも、抗体価検査で免疫の状態を確認したり、接種スケジュールを再度ご提案したりすることが可能です。
副反応・安全性について
Q ワクチンの副反応が心配です。
A ワクチン接種後に副反応が出ることはまれですが、可能性をゼロにすることはできません。
副反応としては、元気や食欲の低下、接種部位の腫れなどがあります。
ごくまれにアナフィラキシー(急性の重度アレルギー反応)が起こることがあるため、接種後30分程度は院内または近くで経過を観察してください。
過去にワクチンの副反応が出たことがある場合は、事前にお申し出ください。
Q 高齢の犬・猫にもワクチンは必要ですか?
A 高齢になると免疫力が低下しやすくなるため、ワクチンによる予防は引き続き大切です。
一方で、体への負担が気になる場合は抗体価検査を活用して接種の要否を判断する方法もあります。
愛犬・愛猫の健康状態を踏まえて、一緒に最適な方法を考えましょう。
Q 他のワクチンとの同時接種はできますか?
A 狂犬病ワクチンと混合ワクチンの同時接種は基本的に行わないことがほとんどです。
詳しい接種スケジュールなどは来院時にご相談ください。
抗体価検査について
Q 抗体価検査を受ければワクチンを打たなくてもいいですか?
A 抗体価検査で十分な抗体が確認できた場合、コアワクチンの追加接種を見送ることができます。
ただし、ノンコアワクチン(レプトスピラなど)の抗体は検査では確認できないため、感染リスクに応じた総合的な判断が必要です。
また、狂犬病ワクチンは法律上、抗体価検査で代替することはできません。
Q 抗体価検査はどのタイミングで受ければいいですか?
A ワクチンの追加接種時期(前回の接種から約1年後)を目安にご来院ください。
子犬・子猫の場合は、初回のワクチンプログラム完了後(16週齢以降)に抗体がしっかりついているか確認する目的でも活用できます。
Q 抗体価検査の証明書は、ワクチン接種証明書の代わりになりますか?
A 抗体価検査証明書を発行することは可能です。
ただし、ペットホテルやトリミングサロンなどの施設によっては「ワクチン接種証明書」のみを受け入れている場合があります。
ご利用予定の施設に事前にご確認ください。
ご予約・ご相談
サーカス動物病院でのワクチン接種は予約制です。
Web予約または電話にてご予約のうえ、ご来院ください。
ワクチンの種類や抗体価検査など、わからないことやご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
サーカス動物病院の獣医師が、あなたの大切な家族に合ったオーダーメイドの予防プランをご提案します。
藤沢菖蒲沢院Web予約
横浜ゆめが丘院Web予約