
愛犬が心臓病の診断を受けたとき
「犬の食生活にも気をつかった方が良いのかな?」
と考える飼い主様は多いのではないでしょうか。
心臓病の犬にとって良い食事や避けた方がいい食事とはどんなものか気になりますよね。
今回は心臓病の犬の食事について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の心臓の健康をサポートするためにお役立ていただければ幸いです。
| 📍 目次 ▼ 犬の心臓病と食事の関係 ▼ 心臓病の犬に適した食事 ▼ 心臓病の犬の食事で気をつけるべきこと ▼ まとめ |
犬の心臓病と食事の関係
食事の選択は心臓病の犬にとって重要です。
心臓病では薬で治療するだけでなく、食事の工夫によって心臓をサポートすることができます。
心臓は血液を全身に送るポンプの役割をしている臓器です。
犬が心臓病になると心臓の働きが弱まり、全身の血液循環が悪くなります。
血液循環が悪くなると
- むくみやすい
- 疲れやすい
- 食欲がない
などの症状が現れます。
食事を工夫することで
- むくみを防止する
- 心臓の機能を補助する
などの効果が期待できますね。
心臓病の薬が「治療」なら、食事の工夫は「ケア」や「サポート」というイメージです。
心臓病の犬に適した食事

ここからは心臓病の犬に適した食事について具体的に解説していきます。
心臓病の犬に適した食事とは
- 塩分を控えた食事
- 心臓にとって良い栄養素が含まれた食事
などのことです。
それぞれについて詳しく解説します。
塩分を控えた食事
心臓病の犬にとって塩分の高い食事は大敵です。
塩分を摂りすぎると体に水分を溜め込みやすくなります。
その結果高血圧になり心臓には大きな負担となります。
心臓病の犬にはなるべく塩分控えめの食事を与えましょう。
ただし塩分摂取量を完全にゼロにするのは危険です。
塩分はナトリウムという電解質で、体のバランスを保つために必要な成分です。
心臓病の犬の食事に最適な塩分濃度(ナトリウム含有量)は0.1〜0.25%といわれています。
実際にフードを選ぶ時には成分表をみて、塩分濃度がどれくらいかを確認すると良いでしょう。
動物病院でも獣医師がおすすめしている心臓病用のフードがあります。
まずは動物病院で相談してみることをおすすめします。
心臓にとって良い栄養素が含まれた食事
心臓にとって良い栄養素には
- オメガ-3脂肪酸
- タウリン
- L-カルニチン
- ビタミンB群
などがあります。
それぞれについて詳しく解説いたします。
オメガ-3脂肪酸
DHAやEPAなどのオメガ-3脂肪酸と呼ばれる脂肪酸は血液をサラサラにする効果があります。
全身循環が悪くなる心臓病では血液がドロドロになりやすいです。
血液をサラサラにしてくれるオメガ-3脂肪酸は心臓にとって良い栄養素といえます。
オメガ-3脂肪酸はイワシなどの青魚に多く含まれている栄養素です。
ニボシなどのおやつからでもオメガ-3脂肪酸を補給できます。
ただしニボシは塩分も高いため与えすぎには注意してください。
タウリン
タウリンは心筋の収縮力を維持するために重要な栄養素です。
心臓病になると心臓の収縮力が弱まります。
心臓の収縮力をサポートしてくれるタウリンは心臓に良い栄養素といえますね。
タウリンは魚介類に多く含まれます。
動物の部位では
- 心臓(ハツ)
- 肝臓(レバー)
- 筋肉(赤身肉)
などにタウリンが多く含まれます。
L-カルニチン
L-カルニチンは脂質の代謝に必要なアミノ酸です。
心臓は脂肪酸を主なエネルギー源にして動いています。
L-カルニチンは心臓が動くために必要な脂肪酸の代謝に不可欠な栄養素です。
L-カルニチンは羊肉や牛肉の赤身肉や、乳製品などに含まれています。
ビタミンB群
ビタミンB群は心臓の機能をサポートする栄養素です。
ビタミンB1はエネルギー代謝に必要で、不足すると心臓の機能に異常がおこる可能性があります。
またビタミンB群は心臓病の治療薬によって失われやすい特徴もあります。
心臓病の治療では血圧を下げて心臓の負担を軽減させるために利尿薬を使用することがありますね。
利尿薬を投与すると尿量が増え、ビタミンB群のような水に溶ける性質を持つビタミンは尿と一緒に失われてしまいます。
そのため心臓病治療中の犬にはビタミンB群を多く含む食事を与えることが好ましいです。
心臓病の犬の食事で気をつけるべきこと

心臓病の犬の食事で気をつけるべきことは食事量と水分量です。
心臓病では心臓の負担をいかに減らしてあげられるかが重要です。
食事量が多すぎて肥満になると、重い体を動かすために心臓が余計に頑張って働かなくてはなりません。
心臓病の犬の食事量は適切に管理して適正体重を維持してあげましょう。
心臓病の犬は治療のために利尿剤を服用していることがあります。
利尿剤を服用している時は脱水状態になりやすいため、新鮮な水がいつでも飲めるようにしてあげましょう。
食事からの水分摂取も可能です。
必要に応じてウェットフードを活用するのも良いでしょう。
ただし水分の摂りすぎは心臓の負担になります。
水分量の調節は獣医師の指示に従って適切に行ってください。
まとめ
いかがでしたか?
心臓病の犬にとって食事の選択は重要です。
食事で賄いきれない栄養素はサプリメントを活用するのも1つの方法です。
しかし世の中にはたくさんのドックフードやサプリメントが溢れていて、愛犬のために何を選んだら良いのかわからなくなってしまう飼い主様も多いかと思います。
当院は循環器の診療に力を入れており、おすすめのフードやサプリメントを大切な愛犬の状態に合わせてご案内することができます。
犬の心臓病でお困りのことがありましたら、お気軽に当院にご相談ください。
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