「最近、愛犬が体をかく回数が増えた気がする」
「毛並みがパサついていて、フケも目立つようになってきた」
このようなことを感じたことがある飼い主さまもいらっしゃるのではないでしょうか?
犬の皮膚のトラブルは、サプリメントを取り入れることで改善する可能性があります。
今回は犬の皮膚に対するサプリメントの正しい知識や適切な選び方について詳しく解説します。
この記事を読んで愛犬にぴったりのサプリメントを見つけるヒントにしてみてください。
| 📍 目次 ▼ 薬とサプリメントの違い ▼ 犬の皮膚にサプリメントが必要な理由 ▼ 犬の皮膚に良いサプリの成分 ▼ サプリメントの適切な選び方 ▼ サプリメントを使用する上での注意点 ▼ まとめ |

薬とサプリメントの違い
サプリメントの具体的な解説に入る前に覚えておきたいことは、動物病院で処方される薬とサプリメントの違いについてです。
それぞれについて詳しく説明します。
医薬品
医薬品は病気の治療を目的として使われます。
効果や効能が科学的に認められており、即効性が期待できるのが特徴です。
しかし副作用のリスクがあるため、他の薬の飲み合わせなどを考慮しながら獣医師の指導のもとで使用しなければなりません。
痒みがひどい時や、細菌感染を起こしている時は、医薬品が必要です。
サプリメント
サプリメントは食品に分類されます。
健康の維持や、食事で不足しがちな栄養素を補うことが目的です。
サプリメントに医薬品のような劇的な治療効果や即効性はありません。
しかし副作用のリスクは比較的低いです。
サプリメントは長期間使用を続けて体質改善を目指すものといえます。
犬の皮膚にサプリメントが必要な理由
犬の皮膚にサプリメントが必要となる主な理由は、皮膚のバリア機能を内側から支えるためです。
健康な皮膚は外からの細菌やアレルゲンの侵入を防ぎ、内側の水分が逃げないように守る役割を果たしています。
しかし、加齢や栄養バランスの乱れによって、バリア機能が低下してしまうケースも珍しくありません。
バリア機能が弱まると痒みが生じ、そこを掻き壊すことでさらに皮膚が傷つき痒くなるという悪循環に陥ってしまうのです。
このバリア機能を正常に保つためには、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補うことが近道です。
愛犬の健やかな毎日を守るために、ぜひ上手にサプリメントを取り入れてみてください。
犬の皮膚に良いサプリの成分
犬の皮膚に良いとされる主な成分には以下のようなものがあります。
- 必須脂肪酸(オメガ3系脂肪酸)
- セラミド
- 亜鉛
- プロバイオティクスとプレバイオティクス
- 抗酸化成分
詳しく説明していきます。
必須脂肪酸(オメガ3系脂肪酸)
必須脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きが期待できるのが特徴です。
魚油に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などが代表的です。
アレルギー性皮膚炎やアトピー体質の犬によく推奨されます。
セラミド
セラミドは皮膚の角質層にある細胞同士をつなぎとめるセメントのような役割を担う成分です。
水分を保持しバリア機能を高めるために欠かせません。
乾燥肌やフケが気になる子には特におすすめです。
亜鉛
亜鉛は皮膚の細胞が新しく生まれ変わるために欠かせない重要なミネラルです。
不足すると皮膚が分厚く硬くなったり、毛が抜けやすくなったりします。
亜鉛は正常な代謝を保つために意識して補いたい成分です。
プロバイオティクスとプレバイオティクス
プロバイオティクスはビフィズス菌や乳酸菌などの生きた有益な善玉菌のことを指します。
善玉菌を腸内に届けることで腸内細菌のバランスを改善します。
プレバイオティクスは腸内の善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖などのことです。
これにより善玉菌の増殖を促すことができます。
このプロバイオティクスとプレバイオティクス両方を同時に取り入れる方法は腸内環境の改善に非常に有効な方法です。
腸内環境が乱れるとアトピー性皮膚炎だけでなく、食物アレルギーや喘息などのアレルギー性疾患が発症しやすくなります。
腸内環境を整えることは皮膚の免疫バランス維持にも繋がるのです。
抗酸化成分
抗酸化成分は体内のサビである酸化ストレスから細胞を守る成分です。
代表例にはビタミンEやアスタキサンチンがあります。
皮膚の老化を防ぎ、健康な状態を長く保つために役立ちます。

サプリメントの適切な選び方
サプリメントを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 形状
- 有効成分の含有量
- 継続期間
以下に詳しく説明します。
形状
サプリメントの形状はおやつのようなチュアブルタイプ、ご飯に混ぜやすい粉末タイプなど、色々なものがあります。
サプリメントに良い成分が含まれていても飲ませられなければ続けられません。
愛犬が続けやすいものを選びましょう。
有効成分の含有量
有効成分が含まれていても、含有量が微量となっている場合もあります。
色々なサプリメントを比較して、必要な主成分がしっかり含まれている製品を選ぶのがポイントです。
継続期間
サプリメントは薬ではないため、飲ませてすぐに効果が出るものではありません。
皮膚の細胞が新しく生まれ変わるには、健康な犬でも約3週間、トラブルがある子だともっと時間がかかります。
まずは数ヶ月続けて様子をみましょう。
サプリメントを使用する上での注意点
「薬は怖いからサプリだけで治したい」
という飼い主さまの声をよく耳にします。
しかし明らかに皮膚が赤くなっていたり、出血するほど掻きむしっていたりする状態でサプリメントのみに頼るのは危険です。
炎症を放置すると皮膚が分厚く硬くなる、苔癬化(たいせんか)が進んでしまったり、感染症が悪化して全身に広がったりする恐れもあります。
また痒みによるストレスは愛犬の性格まで変えてしまうことがあります。
サプリメントはあくまでサポート役です。
まず獣医師に相談して適切な治療を受け、その補助としてサプリを活用するのが一番の治療の近道だと言えるでしょう。

まとめ
皮膚の健康は一朝一夕で作られるものではありません。
毎日の食事やケアの積み重ねが、数ヶ月後の愛犬の被毛や皮膚の状態を作っていきます。
薬で痒みを止めつつ、サプリで再発しにくい体を作るといった併用も非常に効果的なアプローチです。
どのサプリメントが合っているか、今の皮膚状態には何が必要なのか、不安なことがあれば当院までお気軽にご相談ください。
サーカス動物病院
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