チワワに多い心臓病|僧帽弁閉鎖不全症について獣医師が解説

#コラム #循環器科 #病気や予防の情報
2026.02.28
仲のいい2匹のチワワ

チワワに心臓病が多いことはご存知でしょうか。
チワワは遺伝的に僧帽弁閉鎖不全症という心臓病になりやすいです。
「チワワに心臓病が多いというけど、どんな病気なのかいまいちわからない。」
「うちのチワワが心臓病になってしまったときに気をつけるべきことが知りたい。」
こんなお悩みをお持ちの飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はチワワに多い心臓病、特に僧帽弁閉鎖不全症について解説いたします。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬のチワワが心臓病になったときの対処法を学んでいただければ幸いです。

 📍 目次
▼ チワワに多い心臓病とは
▼ チワワの心臓病のサイン
▼ チワワの心臓病の対処法
▼ まとめ

チワワに多い心臓病とは

チワワには僧帽弁閉鎖不全症という心臓病が多いです。

僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の部屋を区切る僧帽弁という弁がうまく閉じなくなってしまう病気です。
僧帽弁は心臓の左側にある左心房と左心室という部屋の間にあります。
肺から酸素を含んだ血液が流れ込むのが左心房で、その血液を大動脈に送り出すのが左心室です。
僧帽弁とは左心室と左心房の間にあり、血液が逆流しないようにする役割を持つ弁のことです。僧帽弁閉鎖不全症になるとこの僧帽弁がうまく閉じなくなり、血液の逆流が起こります。
血液の逆流が起こると左心房に負担がかかるようになります。
最終的には心不全や肺水腫という病態になり命の危機に陥る可能性もありますね。
肺水腫とは行き場を失った血液が肺に溜まり、呼吸困難を引き起こす疾患です。
この状態になると治療が困難になってしまうことも少なくありません。

犬の僧帽弁閉鎖不全症は早期発見と早期治療が大切です。
チワワは僧帽弁閉鎖不全症という心臓病が多いということを意識して、日頃から愛犬を観察しましょう。

チワワの心臓病のサイン

ここからはチワワが心臓病になったらどのような症状がみられるのかを解説します。

チワワが心臓病になると

  • 疲れやすくなる
  • 咳が出るようになる
  • 呼吸が苦しそうになる

などの症状がみられます。

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

疲れやすくなる

チワワが心臓病になると血液を全身に送る力が弱まるため、少しの運動でも体が酸欠状態になりやすく、すぐに疲れるようになります。

例えば

  • 散歩が大好きだったのにあまり散歩に行きたがらなくなった
  • 今までは家の中を走り回って遊んでいたのに寝てばかりになった

チワワにこのような変化がみられる場合には心臓病の可能性があります。

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咳が出るようになる

チワワが咳をするのも心臓病のサインかもしれません。

チワワに多い僧帽弁閉鎖不全症では左心室から左心房への血液の逆流が起こることで左心房に負荷がかかります。
この状態が続くと左心房がどんどん大きくなり、心臓の上にある気管を圧迫するようになります。
気管が圧迫されるとその刺激で咳が出ますね。

「カッカッ」
という音で何かを吐き出したいように見える乾いた咳が特徴です。
チワワが乾いた咳をし始めたら動物病院にご相談ください。

呼吸が苦しそうになる

チワワの心臓病が進行すると呼吸が苦しそうになります。

チワワに多い僧帽弁閉鎖不全症が進行すると血液の逆流がひどくなり、行き場を失った血液が肺に溜まることで肺水腫になります。
肺水腫という状態は、肺に水が溜まって溺れてしまうようなイメージです。
想像しただけでも苦しそうですよね。

チワワの呼吸が苦しそうなときは緊急で処置が必要です。

  • 伏せの姿勢でハアハアと苦しそうに呼吸をしている
  • ぐったりと横たわって荒い呼吸をしている

愛犬のチワワにこのような症状がみられたらすぐに動物病院を受診しましょう。

チワワの心臓病の対処法

寝ているチワワ

チワワが心臓病になったらお家ではどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
心臓病のチワワにはできるだけ心臓に負担がかからない生活をしてもらうことが望ましいです。

具体的には

  • 安静にする
  • 減量する

などがあります。

激しい運動をすると心臓が必要以上にドキドキして大きな負担になります。
心臓病のチワワはできるだけ安静に過ごさせてあげると良いでしょう。
散歩ではチワワのペースに合わせて歩いてあげたり、お家での遊びもあまり激しくならないように気をつけてあげましょう。
チワワが静かに過ごしている時はそっとしておいてあげてください。

肥満もチワワの心臓に負担をかける要因の1つです。
肥満になると心拍数や血圧の上昇を招き、ただでさえ小さなチワワの心臓に大きな負担となります。
減量するとチワワの心臓への負担を和らげてあげることができます。
もしお家のチワワが太り気味の場合は、日頃からの食事やおやつを見直して適正体重を心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか?

チワワの心臓病は早期発見、早期治療が大切です。
当院は循環器科に力を入れております。
「最近うちのチワワが疲れやすくなって、すぐ息が上がる。」
「チワワが乾いた咳をするようになった。」
このような悩みをお持ちの方はぜひ当院までご相談ください。

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