イボ・デキモノ外来warts and boils

ウチの子の皮膚にイボやデキモノがあるけど、これってほっといても大丈夫なのかな?
どこの動物病院に行ったらいいのか、どんな検査をすべきかわからないな…

当院はそういったお悩みに寄り添い、アジア獣医皮膚科専門医監修の元、それぞれの動物に適した負担の少ない方法で、体表腫瘤=イボやデキモノ(以下「イボ」という)を診断・治療する方法をご提供いたします。

まずは診断が大事

皮膚のイボには多くの種類があり、様々な原因から起こります。まず始めに、大きさ、色、形、深さ、位置などを詳細に評価して、イボの種類を推測します。当院では視診、触診に加え、ダーモカメラと呼ばれるイボを拡大撮影して評価する機器や超音波画像診断機器を用います。次に必要に応じてイボから細胞を採取し、細胞診検査を行い、イボの由来を特定します。これらの検査は動物に大きな負担をかけることなく、実施することか可能ですのでご安心ください。推測されたイボの種類によって、治療に進む場合と定期的に経過を観察する場合に分かれます。イボはすべて取る必要性があるものではありません。まずは診断が大事なので、お気軽にご相談ください。

当院で行なっている治療

イボの治療は、外科手術のみではありません。レーザーや凍結療法、外用療法などを含め、当院では動物にとって最も負担の少ない治療オプションをご提案します。また、顔や目の周り、足先など、処置のしにくい場所にも対応できるように設備を整えています。イボを取る=全身麻酔をかける、というイメージがあるかもしれませんが、イボの発生した場所や大きさに応じて、表面麻酔、局所麻酔、ブロック麻酔などで処置が可能です。当院の麻酔処置に関しては、国際獣医麻酔専門医の指導の元に実施しております。

当院の治療オプション

レーザーによる治療 レーザーを用いてイボ、腫瘍を蒸散させます。
凍結療法 クライオサージェリーとも呼ばれ、イボを凍らせて治療します。
外科的切除 電気メス、シーリング、超音波メスなどを利用して、短時間かつ出血を最小限にした処置が可能です。
外用療法 特定のイボに有効な塗り薬があります。
外用剤を用いて腫瘍を凝固、縮小させる治療があります(モーズ法など)
内科療法 飲み薬や塗り薬が有効なイボがあります。また、特定のお薬をやめることで治るイボもあります。

診察の流れ

  1. 問診
    ※事前に、いつ、どこにイボができたのか?を確認してください。
    イボに気づいた時、写真を撮影していただけると有用な情報となります。
  2. 身体検査
  3. イボの評価 (視診、触診、ダーモカメラ検査、超音波検査)
  4. 細胞診
  5. 結果の説明/推測されるイボの説明
  6. 治療法のご提案

結果やご希望によっては当日に治療処置も可能です。イボの種類によっては10-15分程度で実施できます。
大型の病変や悪性腫瘍など、全身麻酔や時間のかかる処置が必要な場合は、日程調整の上、後日処置を行います。
※重症例で、より高度な治療(放射線療法など)が必要と判断した場合は提携二次診療施設ご紹介する場合もございます。

治療症例紹介

1.レーザーによる蒸散治療

レーザーにより、イボを焼いて、除去します。小さいものであれば局所麻酔で、短時間で対処可能です。

  • レーザー処置前
  • レーザー処置2週間後
  • レーザー処置1ヶ月後
  • レーザー処置前
  • レーザー処置中
  • レーザー処置後

2.凍結療法(クライオサージェリー)

イボを凍らせて壊死させます。およそ週1のペースで、2〜3週間の通院で除去することができます。

  • 処置前
  • 処置後

3.外科的切除(電気メス、シーリング、超音波 メス)

比較的大型の病変で利用します。出血を最小限にし、短時間で処置することを心がけています。

4.モーズペーストによる 腫瘍凝固

腫瘍の表面を固める軟膏で少しずつイボやデキモノを小さくします。

  • 処置前
  • 処置後

最後に

イボはこのくらいならまあいいかと、そのまま放置している場合もあるかと思います。その中には

  • 実は悪性であるもの
  • 悪性に転化する可能性のあるもの
  • 他の臓器へ転移するもの / 他の臓器から転移したもの

などがあり、放置しても大丈夫かどうかは検査をしてみないとわかりません。

放置してしまった結果、大きくなって切除が難しくなったり、悪性のため転移していたりと、重大な事象へ発展しないように、発見したら早めにご受診することをお勧めいたします。

当院ではイボを除去するための設備、準備が整っています。
もしもイボを発見したら、まずは一度、サーカス動物病院へお越しください。